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映画『アルゼンチンババア』
Original Soundtrack

音楽:周防義和
2007
VAP
VPCD-81560

映画『アルゼンチンババア』はよしもとばなな原作を長尾直樹監督が映像化し、
鈴木京香、役所広司、堀北真希主演で映像化した。

COMMENT

サウンドトラックアルバムには20曲収録されているが、そのうち小松亮太のグループによる演奏でアルゼンチンタンゴが2曲とエンディングテーマのタテタカコの歌『わすれなぐさ』以外が僕が作編曲した劇中音楽ということになる。タンゴは激しく濃く情熱的に、僕の音楽は激しくなく柔らかく...みたいな感じかな。

初日に映画を見てくれた若きコンポーザー松村香代子君によると、「周防義和の音楽は一歩引いて全体を俯瞰しながらバランス感覚よく....」と感想をくれた。またキネマ旬報インタビューでの賀来タクト氏によると、「周防義和のわりにはウェットによりそった....」と。

ウェットといっても臭い盛り上がりやもろに泣きのフレーズはないと思うんすけどオ….まあ両方あたってるかも、するどいなあ皆さん!ウェットに一歩引いて?いやいやそうかもしれない。劇中音楽は全体的にとても多く入っている映画になっているので、僕としてはふんわりした音楽でたくさん劇伴した作品になった。

「しあわせがじんわり体中にしみわたる」というアルバム帯のコピーをクリアした作品、音楽ができたと思う。 これで(2007年1月時点で)僕が主体的に手がけたアルバム(ソロアルバム、自己のユニット&バンドのアルバム、サントラ)は30枚を超えたことになる。

STAFF & MUSICIAN

音楽プロデュース:武田秀二(ブーメラン) 
サウンドトラック制作:澤藤弘一(VAP)
エンジニア:小幡幹男
strings:桑野聖グループ
piano:美野春樹
flute & piccolo:高桑英世
oboe:川村正明
clarinet:元木瑞香
programming:周防義和