HOME > ALBUM > 『遇游歌集』(ぐゆうた)

SAMPLE MUSIC

01 Out Of The Blue
10 Zezeの舞踊曲 -inst-
03 ミウシナワナイデツナガルカラ

SONG LIST

Song Side
01 Out Of The Blue
02 教えないで詩人の予言を
03 ミウシナワナイデツナガルカラ
04 エディスグローヴの厄介者
05 Ruby Tuesday
06 Soraからリズム降る
07 アテノナイミチ
08 遠近人の寓話(おちこちびと)

Deep Side
09 オソイユメ -inst-
10 Zezeの舞踊曲 -inst- 
11 Nefertiti -inst-
12 遇游 -inst-
13 雨月幽韻 -inst-
14 うすべに色の樹
15 六音清浄(rockon-shoujo) -inst-

アルバム曲目と参加ミュージシャン、周防義和の一言コメント


01 Out Of The Blue

wowowドラマ「向田邦子イノセント」シリーズ主題歌
作詞:Jirafa/作曲・編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboards & programming:周防義和
electric bass:御供信弘
drums: 佐治宣英

6/8系のリズムにマイナーと7th系ブルースと技巧的なコード進行。後半のリムショットとサイドスティックでリズムキープするパートはデューク・エリントンに刺激を受けて作曲した。
ギターはガットギターを選んだ。ドラム、ベースも納得の素晴らしき演奏で応えてくれた。
コーダ部のボブ・ザングのサックスソロ、短いがfunkyなテイストでうまいことプレイしている!  
いろいろなポップ音楽の財産から影響受けつつもオリジナルな、そして渋いオジサンの歌が仕上がった気がする。ロックフィーリングの歌に和声進行は半音進行などスタンダード時代風で時にブルージィという曲想。エリントンの40年代からR&Bの60年代へのオマージュとも言える。
ドラマ主題歌として公開時、ブログにも多くの賛辞が寄せられ、その時点でCD化されていなかったが今回ミックスをし直して、そしてドラマ時は1コーラスだったが、フルversionでCDに収録できて嬉しい。
英語作詞のJirafaの貢献度も大きいし、この詞の内容も凄く好きだ。


02 教えないで詩人の予言を

作詞:井上鑑/作曲・編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboard & programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也
percussions: 三沢泉
chorus: Jirafa

浮遊感のサウンドに導かれた歌の出だし、転調してリディアン風とかのAメロ、これはキーも不明だし解決感がなく何処に向かっているわからない展開、しかしサビはシンプルなコードでゴスペルのリフのような繰り返しで終止感があり気持ちが落ち着く。この対比のバランスが大事。
元々シンガーやまがたすみこの為に書いた曲(アルバム『歌が降りてくる』に収録)をセルフ・カヴァーした。井上鑑の歌詞の深き意味合いはポップの周辺を広げる作業とも言える。
ここでも伴奏の骨格はgut guitar、そして泉尚也のfretless bassが柔らかく絡んでくれる。
間奏はgut guitarとfretless bassが8vaユニゾンでちょい難しいメロディ。これは自分でfretless bassを弾きつつ作曲した。サビのJirafaのコーラスで凄く広がりが生まれた。


03 ミウシナワナイデツナガルカラ

作詞・作曲・編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboards & programming : 周防義和
electric fretless bass : 泉尚也
percussions : 三沢泉
drums : 佐治宣英

ラテン、ボサノヴァの影響だけど暗い系でいてサビからは力強さと言うか前向き感になっていたかった。抑制された熱さ、なのかな・・目指してるのは。
単純なコード進行の繰り返し後は転調していく。三沢泉のコンガが入ったら有機的なリズムの揺れや空気感が良くてムードがめちゃいい感じになった。
なんかいろんな酷い法律が通っていくので、政治の歌ではないが社会的な歌詞を書いてしまった。
勿論音楽として気持ちいいかが一番大事であり、それがクリアされていないと歌詞も伝わらない。歌詞先行型の音楽を利用した反戦歌とかそういう時代じゃないと思う。
音楽は自分にとって個人的なことなので、これに関してはたまたま結果として社会的な題材になっているので、説教するということではないのです。
コーダとかClaus Ogermanの影響が無意識にあるかも。


04 エディスグローヴの厄介者

作詞・作曲・編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboards& programming:周防義和

これはエレキギターでコード弾きつつ歌って作曲したスローなグルーヴのロック曲。
ブルース的なロックの時代へのオマージュ。キーはGで行くAメロ部分からサビではB♭に転調し、更にAに転調を経ているが、A-C-F-E♭-Gというコード進行で元のホームキーであるGへ帰る。
西欧的に考えると転調だが、ロックギターをマスターしている者にとってはいちいちダイアトニックにいかなくても自然なコードワークが存在し、それを無意識のうちに利用してこのコード進行が成立した。
作曲後客観的に聴いたら「Sway」(ROLLING STONES)に触発されたような雰囲気も感じられた。 Brian Jonesのブルース・ハープやスライド・ギター、Robert Johnsonのブルース、Mick JaggerやBob Dylanのハマりきらない歌詞の歌い方、Keith Richardsのギターのカッティングなどがこの曲や僕のあらゆる部分を形成した。

曲名のエディスグローヴってロンドンのある区域の名前。1960年代初めBrian,Mick,Keithの3人が共同生活してた街。

この曲のミックスの頃シーナ&ロケッツのシーナさんが逝去。
彼女に捧げたいと思う。(1993年頃に僕が音楽監督したテレビ番組で僕はシーナ&鮎川と共演。その時はROLLING STONESをリメイクする企画で今となっては思い出に残る価値ある時間となった)


05 Ruby Tuesday

作詞・作曲:Mick Jagger & Keith Richards/編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboards & programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也

1967年のROLLING STONESの大ヒット曲でSTONESのスウィート系の代表曲。
ほぼすべてKeith Richardsが作ったと言われている。キースという人はこういう黒っぽくない曲も書けるし作詞もキース。作曲した時にそこにBrian Jonesも一緒にいて手伝ったらしい。
その原曲を大胆に、半音進行などによってボサノヴァ風にリハーモナイズした。原曲のコードと比べると全然違う。渋いオジサンの暗い系ボサになった仕上がり。泉尚也のfretless bassも相当高いポジションから基本的な伴奏から完璧に弾いている。書き譜の部分が多いがコーダは泉尚也のアドリブ。


06 Soraからリズム降る

作詞・作曲・編曲:周防義和
vocal,guitars,keyboards & programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也
percussions: 三沢泉
chorus: Jirafa

昔やってたユニットANIMA-ANIMUSや弦楽ロック・バンドBREW-BREW時代に「ごはんのメロディ」という曲もあって、コード進行しないポップ曲作りをけっこうやっていた。またCOMAにも「本屋の少年」などがある。それはアフリカンポップが刺激をくれたもので技巧的なコード進行から抜け出すことができた。そしてそれはブルース・ロック系の7thのいわゆるジャムセッション的な1発モノでもなかった。
この「Soraからリズム降る」はそのコンセプトで作曲。マリンバやアフリカ風のバラフォン音色で伴奏の骨格を構築。バラフォン(コギリ)の音楽は1980年代にガーナのカクラバ・ロビの来日で生演奏に触れ大いに刺激を受けた。全体にこういう曲ではpenta-tonic5音階が効く。そうそれは世界中の民謡などが5音階でコード進行ではないからだ。ここではAメロではメジャー・スケールで成立していて13thで留まるフレーズも有効、サビ後はmajor7の音をflat7にして7th系の雰囲気をだしている。勿論マリンバ伴奏はそれを意識せず。
この曲もdemo状態から三沢泉のdjambeなどパーカッションや泉尚也のbassが入ったらナマのグルーヴ感が全体を包み引き締めリズム曲として高いレベルになった。


07 アテノナイミチ

作詞:Jirafa/作曲・編曲:周防義和/featuring:Jirafa
vocal:Jirafa
flute : 中瀬香寿子
guitars,keyboards& programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也

これはいわゆるポップソングからは逸脱しているんだろう。一種のモード的な解釈で作曲している。コード進行ではなくある伴奏パターンのリフレイン上のスケールでメロディを書き、それが非機能的なキーへ転調、そこでもスケール内でのメロディ構築。それは2−5−1とかコード進行が導くことではない手法。またこのような手法だと全体の拡がりのスケール感が出せる傾向がある。ありふれたラヴソングには向かないかもしれないが普遍的ななにかを言いたい、とかそういう題材には相応しいかもしれない。
言葉で書くと小難しいが、聴いててそんな苦しくはないはずだし僕は自然に作っている。ただ各コーラス最後のオチのパートは難しい和声で低音が下降していく。1970年代のフローラ・プリムが好きでチック・コリアやジャコ・パストリアスなどとやっていた音楽の刺激は大きい。

全体を印象派風なムードが漂いvocalのJirafaの歌のフィーリングが伴奏の世界観に凄くブレンドしている。歌詞の内容も解決されないようなテーマがマッチしている。
Marimbaのパターンにfretless bass、スローアタックのエレキギターが絡んだ。


08 遠近人の寓話(おとこちびとのぐうわ)

作詞・作曲・編曲:周防義和
vocal,keyboards&programming:周防義和
chorus : Jirafa

散文詩風な歌詞に作曲するのは難しいが好き。勿論その時点で普通のポップソングを超えたところに行くが、そうやって辿り着くところがボーダー超え、それも好きなのでこういう楽曲になる。
珍しくピアノ弾き語り風でスタートし、基本的にはピアノ伴奏でのスローな歌という編曲。イントロはLydian系でスタート。木管音色や打楽器が入るがベースは使用せず自分にとっては若干音域設定が低いので自信もなくキーを上げてみたりしたが、結局このキーで落ち着いた。コーラスパートは自分のハモりとJirafaの声で拡がる効果がでた。
歌詞は大昔(1970年頃)書いたものを元に遠近人という題材を入れ込んだ。
遠近人(おちことびと)とは信濃浅間辺りの人を指す。平安時代の在原業平の詩「信濃(しなの)なる浅間の嶽(たけ)に立つけぶり遠近人の見やはとがめぬ」がある。信濃追分駅から徒歩15分くらいのところに遠近宮(おちこちぐう)という神社がある。


09 オソイユメ

作曲・編曲:周防義和
melodion,guitars,keyboards&programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也

1999年頃作曲した「スローな夢だった」(アニメ『天使になるもんっ!』)に新たなパートを幾つか作り『オソイユメ』とした。upper-structure-triadの和声が転調的に展開するので譜面を見ると難しいが、聴いていて難しくは感じないつもり。フシギでウォームというコンセプト。
7年前メロディオン(ピアニカ)でヴィブラートができようになったので自ら吹いた。
後半のアドリブもこの楽器で初めてプレイ。
泉尚也fretless bassのアドリブソロ部分は短い小節に見事に演奏してくれた。僕のシンセのムードもどこか自然にJoe Zawinulからの影響はある。曲の影響はないがWEATHER REPORTを思い出した。


10 ZEZEの舞踊曲

作曲・編曲:周防義和/featuring:tomo the tomo&桑野聖
voices : tomo the tomo
violin & viola : 桑野聖
violin : 藤家泉子
v.cello : 堀沢真己
electric fretless bass:泉尚也
percussions: 三沢泉
drums: 佐治宣英
keyboards,programming & guitar : 周防義和

Violinst桑野聖とSingerのtomo the tomoの声をフィーチャーした無国籍な、ノンジャンルなオリジナル世界を構築できた気がする。といってもこのノンジャンルって自分にとっては普通にやってるとこうなるだけ。しかしこれは代表作と言って良い!
楽器編成はViolin,Viola,V.Cello,FretlessBass,ElectricGuitar,Drums,Percussions,Programming,VocalでVocalはtomo the tomoのひとりダビング。
2度でぶつかる和声や4度系のヴォイシングで始まり、テーマメロディはLydian♭7thのmodeで成立。このモードスケールの特異性を活かした危なき現代性のような、それでいてリズムに乗った舞踊のような不思議で楽しき?!メロディラインが展開。
途中ではV.Cello堀沢真己の中低域でのメロディを挟んで、8分音符のズレたリフが展開。これが例えばTangoというジャンルだと凝った和声進行と濃いムードのアクの強いドラマティックなメロディが来るが、ここではモードというドライな展開なところが異なる。キープされたリズムの上にどうグルーヴするかという点でRock寄りということだろうか。
中盤では弦楽アンサンブルと声がユニゾンで厚みを出して、その上にtomo the tomoがソロパートを歌う、最後のほうではアドリブでも歌ってもらった。Drumの佐治宣英もいいプレイ。だいぶ後でwowペダルのエレキギターを自分でダビングした。アブナイニュアンスに持ってきたかった。
Zezeとは東アフリカのほうで弦という意味。


11 Nefertiti

作曲:Wayne Shorter/編曲:周防義和
voice,guitars,keyboards & programming:周防義和
electric fretless bass:泉尚也
percussions: 三沢泉

原曲はMiles Davis(作曲:Wayne Shorter)。60年代モード・ジャズの最高峰、凄い。これを畏れ多いがリメイクさせてもらった。僕はジャズ演奏家ではないので僕流のアプローチ。
泉尚也bassはななんとbassに歪みかけてきてびっくり!でも凄く良かった。三沢泉パーカッションもdjambeが凄まじくリズムに乗ったり崩したりでスリリング。原曲でもマイルスやショーターは珍しいことにアドリブソロをしていなくて、テーマをずっと吹いているが、ここでもソロ回しみたいなのはない。ただ自由に弾いてもらった。
僕のギターはスライドで弾いたり歪ましたり、ちょっとwow使ったりいろいろ。


12 遇游

作曲・編曲:周防義和
voice : Jirafa
voice,guitars,fretless-bass,keyboards & programming:周防義和
1st violin : 桑野聖 
2nd violin: 藤家泉子
viola: 島岡智子
v.cello: 松葉春樹
percussions: 三沢泉
drums: 佐治宣英

このアルバムでは『ZEZEの舞踊曲』と並んでinstの大曲。エレキギターの開放弦含んだ和音と浮遊感の弦楽voicing、そこにJirafaのvoiceを絡めて独自のサウンド構築へ向かった。
このfretless bassは自分で弾いた、というかルートを押さえるようなまともなパートからなる楽曲ではないので、自分のイッパツ勝負の感覚のままで演奏した。弦楽の和声は規則的に移行する。なにか耽美というか「和」なムードもあるのかもしれない。スライド・ギターもけっこう歪ました音色。佐治宣英のdrumもキックを強調したミックス。

『ZEZEの舞踊曲』では細かいメロディやリズムの仕掛けがあったが、ここでは長い音符がコンセプト。メロディがどうのこうのじゃなくて全体の拡がりのムードだったり、主メロとか伴奏という図式でなくアンサンブルそのものを聴く音楽。
「遇游(ぐゆう)」の「遇」に含まれた造りには、立ち止まりつつ進む動作、たまたま出会った2人が一緒に歩くこと、等の意味があり、「游」にはゆらゆらする、ぶらぶらする、本拠とする場所から離れる、あそぶ、水に浮かぶ、等の意味がある。


13 雨月幽韻

作曲・編曲:周防義和
voices : tomo the tomo
voices : 本間哲子
guitars,keyboards & programming:周防義和

弦、ピアノ、スライド・ギター、アコースティックギター、合唱など邦楽器は使用していないが、日本的ななにかを目指した音楽。なにかはわからない。随感随筆 微言大義 在在所所 物換星移 諸行無常 臨兵闘者皆陣列在前・・・ 
永遠に向かって・・滑脱していく。声のお経風フレーズはコードに沿ったハーモニーで歌われている。導入はClausOgermanの知らず知らずの影響かも。


14 うすべに色の樹

作詞:坂江真実/作曲・編曲:周防義和/featuring:坂江真実
vocal : 坂江真実
electric fretless bass : 泉尚也
keyboard & programming : 周防義和

坂江真実に初めて会ったのは10年前くらいだろうか。OSMのレコーディング授業で。そしてWe Are OSMというイベントでのライヴでは裸足で歌っていた。その声は強力でコブシも周り独特のソウルフルなフィーリングに溢れていた。この楽曲は真実の為に作曲したが、曲自体も特別なフィーリングでまたブレスが難しかったり2拍3連が続くなど相当達者なシンガーでないと歌えない曲かもしれない。コード進行というより一種のモードの応用かもしれない。
和声は分数コードによる印象派的な浮遊感が続く。

マーサ(真実の愛称)はオケへのブレンド具合、溶け込み方(これはレガートができていることだと思う・・リズムに乗るのは実はレガート基本なのだ)は全く独特で凄い。少し黒っぽい系でキャパシティを感じる呼吸から発声する声が心地よい。「アテノナイミチ」とはまた異なるがこれもジャンル超えのアートなポップ・ミュージック、大人の世界と言える。
後奏では僕のピアノソロに泉尚也fretless bassが自由なスタイル(コードのルート音を押さえれば良いという曲ではないので想像力豊かなプレイヤーでないと無理)で伴奏している。


15 六音清浄(rockon-shoujo)

作曲:周防義和&金スヒョン/編曲:金スヒョン
violin : 大宮臨太郎
violin : 松田拓之
viola : 坂口弦太郎
v.cello : 山内俊輔
directed by金スヒョン

『にほんごであそぼ』に作曲したチェロ曲「indono」はチェロの山内俊輔が見事に弾きこなし感激した。Jimi Hendrixをイメージしたロックなチェロ曲だった。その楽曲を金スヒョンが弦楽四重奏に展開させ新たな部分も書きこの『六音清浄』となった。
大宮臨太郎string quartetによるレコーディングで近現代な雰囲気の曲に仕上がった。
仏教用語の六根清浄からヒントを得たことは言うまでもない。六根とは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、
触覚の五感に意識を加えたもので、これらを絶つ修業によって俗世の我欲から逃れ正しい道を歩める、というもの。宗教の強制的で排他的ななところは好きではないが、昔は宗教の役割はある意味科学だったのだろう。宗教的なことが面白いことはあり学ぶべきものはある。


STAFF & MUSICIAN

produced by 周防義和 (zeze-mu / Sura:5)
“Out Of The Blue”produce & music coordinator : 和田亨
assistant direction : Jirafa (Sura:5)

mixed by 長谷川巧
recorded by長谷川巧、伝左右衛門、高橋仁美、桑野聖、三沢泉&泉尚也
assistant engineer: 勝又紀彦(Onkio Haus)、込山拓哉(Onkio Haus)栫秀司(Boomerang Studio)
masterd by 小泉由香 at ORANGE mastering coordinator : 小谷勝利
production superviser : 高阪昌至
recorded at zeulb389,153、Boomerang Studio & OnkioHaus Studios,SPICYHEAD STUDIO,
OSM301 studio,buttercup studio & Studio IZUMI HOUSE 1127
mixed at TKM Studio ,march 2015
art direction : 持木慎子+石田直久
photo : 石田直久(Liner notes) 早川倫永(Jacket)


制作:ZEZE-MU/Sura:5
協力:SPICYHEAD,LLC. tomo the tomo carpe diem