YOSHIKAZU SUO

2012年　原作：向田邦子
『隣りの女』
　　監督：タナダユキ
　　出演：寺島しのぶ　坂井真紀　北村有起哉
　　音楽：周防義和
『きんぎょの夢』
　　監督：三原光尋
　　出演：中越典子 田中哲司　富田靖子
　　音楽：周防義和
『三角波』
　　監督：小林聖太郎
　　出演：貫地谷しほり　吉澤悠　小澤征悦
　　音楽：周防義和
『愛という字』
　　監督：森淳一
　　出演：原田美枝子　村上淳　麻生祐未
　　音楽：周防義和

向田邦子原作のインモラルな4つの60分ドラマ。いっぺんに4つのドラマ、4人の監督の音楽を受け持つもはなかなか大変な作業。作曲アシスタントのJirafaも加わって音楽担当した。
主題歌「Out Of The Blue」作詞：Jirafa 作曲編曲歌：周防義和、　tomo the tomo

この主題歌に関しては僕のブログに多くの反響が寄せられ大変嬉しく思いました。
また僕の声、歌唱への賛辞、サントラはリリースされないのか、というのもありありがたきことでした。「Out Of The Blue」に関しては2015年5月発表の周防義和ソロ・アルバム「遇游歌集」に収録されます。本ホームページからでもご紹介しています。

劇伴奏としてはタナダユキ監督の『隣りの女』では全部で数曲の音楽すべてエレキギターでほぼ即興的に自分で演奏してまとめていったものを使用。これは自分の劇伴音楽としても画期的な音楽になった。勿論一般からみれば地味な音ではあると思いますが、さりげなく映像に寄り添いつつ少し風変わりな音楽で行けたのは大変な音楽的な収穫でもあり、上手く行ってると思う。

小林聖太郎監督の『三角波』ではチェロを重ねて映像に合わせた使い方。これは小林監督にすでにヴィジョンがあたものを具体化したとも言える。
テレビドラマとは言え、どの作品も映画的。いわゆる地上波の連続ドラマの感じではなく刺激的だった。

2010年
演出：栗原佐代子（前半の話：ずぶぬれ）・川上剛（後半の話：マヨヒガ）・寺田和男（アニメーション）
脚本：近藤はな
出演：田畑智子　宮本信子　田中泯　山崎樹範
音楽：周防義和

「都会の若い女性が岩手県遠野市で出会った少女に、ある家に導かれて不思議な体験をする。」という設定の新解釈の遠野物語。音楽は、劇伴（劇伴奏音楽）で今まで一番、一貫して不思議系で行けた音楽としてとても面白い仕事。tomo the tomoのヴォイスを使ったりもした。
舞踏家田中泯と田畑智子が出会い、窯でのシーンの音楽、その前の死んだはずの男が戻ってきた、という精神的恐怖のシーンなど音楽の付け方も考慮した。
物語は「ずぶぬれ」「マヨヒガ」という2つの話から構成。

2009年
監督：渡邊孝好
出演：緒方直人　薬師丸裕子　笹野高史　志田未来　田中要次
音楽：周防義和

昭和30年代に実際に岐阜県であった話をもとにしたドラマ。桜に憑かれ金沢から名古屋までの道に桜を植えていったひとりの男とその妻との心温まるストーリィ。音楽は弦、木管、ピアノ系を中心にしっとりいった。岐阜の実際の荘川桜や各ロケ地の桜も見物。

2009年
演出：吉國勲
原作：矢崎在美　脚色：吉田玲子
声の出演：近藤芳正　八田麻住　春留菜舞
音楽：周防義和

矢崎在美の原作のラジオドラマ化。ぶたぶたという奇妙でいてなぜか許せるキャラが巻き起こす、ある意味癒される3話の短編集。ラジオドラマに音楽を作曲するというは初体験！脚本段階で作曲。ラジオなので映像はないからセリフ、効果音と音楽だけでストーリィを表現していくという重要な役割であった。セリフや効果音との共存が映像ドラマ以上に緊密になっていく。とても貴重な体験だったし、またやってみたいし、すべて音だけというラジオというメディアの魅力もさらにわかった。

2007年
監督：本木克英
出演：伊東美咲　中林大樹　岸本加世子　岸部一徳
音楽：周防義和

高橋留美子原作の大ヒット漫画の実写版によるテレビドラマ化。コメディの音楽は実は品がないとよろしくないと思う。このありえないような設定やぶっとんだ人たち、それらの展開が楽しい。ピアノやマリンバでのフシギポップな小曲を作曲できたのが面白かった。DVDでもリリース。

2005年
監督：長尾直樹
脚本：北川悦吏子
音楽：周防義和

5話からなるWebショートムービー「10 Minute Diary」の音楽を私が担当。 5話のうちの第4話は北川悦吏子演出作品。あとの4話は長尾直樹作品。脚本はすべて北川悦吏子（テレビドラマ「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」等高視聴率番組を数多くつくられている）。作品は将来DVDになる予定。内容は普通の都会の若き女性のほんの日常をさりげなく捉えたモノローグ風作品。第3話5話ではすべてピアノ曲を作曲。また第4話では北川悦吏子作曲のピアノ曲を周防がアレンジ。

2005年
脚本・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：奥菜恵
音楽：周防義和

ぶっとんでるコメディサスペンス？！しかし奥菜恵、こういうドタバタもがっつり演じきっててすげ～。10数年前のBREW-BREW（私がやってたバンド）風の弦楽四重奏プラス歪みギターのオープニング音楽等を作曲できたのよかった。DVDされている。

2004年
監督：本木克英
出演：中村獅童　渡辺いっけい　ともさかりえ　RIKIYA　西田敏行　風間杜夫
音楽：周防義和

おなじみチャンバラ時代劇、本木監督、中村獅童によってあらたな、パンクな左膳が誕生！音楽も呼応してメインタイトル部では無国籍ロックを歪み系ギターで、周防自らラップヴォーカルでレコーディング！　　決闘シーンでは歪み系音色のギターでアンビエントな即興プレイで作曲。時代劇コンピレイションのサントラ『ちゃんばらまにあ』（NIPPON-CROWN CRCP-40081）に収録。

2003年
監督：七字幸久
出演：入江雅人　温水洋一
音楽：周防義和

宝石をめぐる２人の男の物語、少しスタンダード風で不思議系な音楽を作曲。

2001年
監督：緒方明
主演：須藤理彩
音楽：周防義和

60年代末から70年代あたりのロックした。映画『独立少年合唱団』の緒方明監督演出。

2000年
監督：小田切正明　
主演：鶴田真由　金子賢
音楽：周防義和

音楽担当。サントラアルバム(avextrax)リリース。エリックサティのアルバムでおなじみのピアニスト柴野さつきが2曲参加、癒しを周防解釈で作曲。

詳細はこちら

2000年
監督：矢口史靖
主演：安藤政信
音楽：周防義和

音楽担当。 ちょっと恐いというか不思議な音楽を作曲。映画『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督が演出。

1998年
プロデュース：山本和夫　
主演：山崎まさよし　松下由樹
音楽：周防義和

音楽担当。サントラアルバム(Polydor)リリース。弦楽セクション、木管、マリンバ、リズムセクション、コンピュ-タ打込み等で作曲。又主演のミュ-ジシャン山崎まさよしもブルースハーモニカ、アコースティックギターで参加、3ヶ月の連続ドラマに約50曲の劇中音楽を作曲。サントラには20曲をセレクト。

詳細はこちら

1994年
演出：藤田明二
主演：唐沢寿明　原田芳雄　石田ゆり子
音楽：周防義和

種ともこと共同で音楽担当。人気漫画の実写版ドラマ化。その第一弾。 藤田明二 監督とはピンクフロイドがどうだのああだの...から打ち合わせが進んだ記憶がある。弦楽セクションに歪みのギターのサウンド等。Dry Mixな感じの音づくり。

1986年
監督：周防正行
主演：柄本明　竹中直人
音楽：周防義和

音楽担当。普通でない日常性世界をホンワカチープ系サウンドで作曲。