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楽曲提供
『For Little Tail』

アーティスト:KOKIA
Voice Records VAH0086
作詞歌&コーラスアレンジ:KOKIA
作曲編曲:周防義和

元々1998年にゲーム「TAIL CONCERTO」のテーマ曲として作曲したのがこの「For Little Tail」。まだデビュー前の学生時代のKOKIAが歌いCMでも使用。良い反響だった。
それが時を経て2010年にKOKIAが自らセルフ・カヴァーとしてリメイク。
感慨深いのは1998年にまだ学生だったKOKIAを起用して作られたこの楽曲が、今度は成長した歌手、シンガーソングライターとしてのKOKIAとして今度は僕が起用された。
2010年のKOKIAのアルバム『Road to Glory』には1998年版と新たなリメイクversionの2010年版「For Little Tail -once-」の両方が収録されている。
「For Little Tail -once-」ではオリジナルより少しキーを下げ、オトナなムードのKOKIAの歌が聴ける。僕のアレンジも少ししっとりでもドライなムード。サビの言葉「ザビアツタ」は僕の仮歌きっかけでそれをKOKIAが歌詞として取り入れた。充分に聴き応えのある大人のポップ・ミュージックとして成立していると思う。全編通して奏されているトライアングルはサンプリングではなく、パーカッションの三沢泉が全部演奏しているもの。フレットレスベースは泉尚也。
アコースティック・ギターは周防義和。浮遊感がありつつもKOKIAの歌の力強い歌唱が素晴らしい。
1998年版ではコーダ部分にスキャットが入るが、ここのパートはKOKIAのアドリブで歌ってもらった。最後はすごく高い音域へ上りつめる声が当時驚いたが、スゴイ。

またこの「For Little Tail」は2015年に『TAIL CONCERTO』PERFECT SOUND TRACK(artist: LieN 編曲:福田考代)としてもカヴァーされた。
BANDAI NAMUCO Games Inc 2015 Cyber Connect2 Co.,Ltd.

TV
『にほんごであそぼ』

出演:小錦八十吉 野村萬斎 神田山陽 うなりやべべん おおたか静流 つばさ りょうたろう ゆい りか あもん てるみ ほのか

福島公開録画(2012年)正月特別番組、大船渡公開録画(2013年)、山口公開録画(2014年)の音楽担当。
月の歌「さよなら」(詩:金子みすゞ)を作曲編曲。(2013年)
月の歌「蜂と神さま」(詩:金子みすゞ)を作曲編曲。(2015年)
「草にすわる」「山のあなた」を作曲編曲。
その他、多数の日本の有名楽曲「朧月夜」「冬景色」「故郷」「旅愁」、童謡、伝承歌などを編曲。「小さき者へ」「こころよ」「雲」「私と小鳥と鈴と」等を編曲。
また宮沢賢治原作「セロ弾きのゴーシュ」のミュージカル風音楽劇の音楽担当。
チェロ曲「インドの虎狩り」(演奏:山内俊輔/N響Cellist)等作曲。
演奏にはNHK交響楽団の弦楽セクションメンバー、藤原道山(尺八)、高橋希(ピアノ)その他。
歌ではおおたか静流、うなりやべべん、小錦八十吉(コニシキ)、子供たちなどなど。
福島公開録画の特別ゲストは坂本龍一。振付:ラッキー池田

この中でも「さよなら」(詩:金子みすゞ)はブログに様々な方々から賛辞の反響があった。
3拍子の曲で途中で転調していく。おおたか静流の歌が素晴らしく自分の代表曲のひとつと言える。福島市での公開録画ではフィナーレを飾る曲として特別ゲストの坂本龍一さんはじめ、出演者皆んなで歌った。さよならという言葉は少し寂しく悲しいが、金子みすゞの詩は「もし、今日辛いことがあっても、今日にお別れしてまた新しい明日がくるよ」といったコンセプトだと思う。だから僕の作曲概念としては、悲しくはないが、かといって明るく楽しいわけではない、微妙なムードを考えた。マイナーでスタートするがそれは情緒的に悲しい感じにはならず、転調して独特のムードから最後はメジャーなキーに移行する。楽しい明るさまではいかないが前向きに終わることを考慮した。

TV
『あさイチ』

2010年スタート〜
TV/NHK 朝の情報ワイド番組
出演:井ノ原快彦 有働由美子

オープニングテーマ楽曲の作曲、各コーナーテーマの作曲を担当した。
オープニング曲では弦楽セクション、木管、ピアノ等メインにtomo the tomoのヴォーカルをブレンドさせた。プレミアムトーク、旬旅などのコーナーテーマも作曲。
あさご飯テーマの曲ではJirafaのヴォーカル。

TV
『いないいないばあっ!』
のコーナー「モニョモニョ」

2008年秋~2010年
TV/NHK教育
クレイアニメーション:湯崎夫沙子

2008年秋からNHK教育TVの「いないいないばあっ!」の中の1コーナーでクレイアニメーション(粘土アニメ)の映像に音楽を担当していて、毎月1曲作曲している。だいたい70秒前後(いつも多少の秒数異なる)の作品で、イタリア、ミラノ在住のアニメーション作家の湯崎夫沙子(ユサキ フサコ)氏から送られてくる映像に取り組んでいる。

作品は情緒というよりも物理的に様々なものに自由自在に変化していくクレイアニメーションのアクション、状況に合わせるタイプの音楽で、実はこれは非常に大変面倒な作曲ではある。同じムードが4小節と続かないような音世界だ。それをすべてナマの楽器...だいたいフルート、オーボエ、クラリネット、バスクラリネット、トロンボーン、アコーディオン、メロディオン、マリンバ、ピアノ、ラテンパーカッション、アコースティックギター、ウクレレ、バンドゥリア、チェロなどのアンサンブルで作編曲している。絵合わせタイミングが大変な分、無事レコーディングが終るとホッとする。

その作家湯崎夫沙子さんが2009年春に来日し、千鳥ケ淵のイタリア文化センターでレクチャー&講演が行われた。

湯崎夫沙子さんはもともと彫刻家で1960年代末に日本の美大から国費留学でイタリアに渡り、ひょんなきっかけからイタリアでクレイアニメーションの仕事をすることになり、そこで作品をつくるうちに世界を代表するクレイアニメーションのアーティストになったという凄いお方。もう70歳近いはずだが若々しく、また少女のような無垢なままの純粋な雰囲気をもった、それでいて気取らなく豪快に...正直に自分を語る魅力的な女性でした。いつもはイタリアから送られてくる作品通じての仲なのでお会いするのは初めて。でも気さくで楽しい方でした。またいつも映像が先作られ、あとで僕の音楽がつくわけだが、その音楽をいつも楽しみにしていると聞き、僕も凄い光栄に思い、また励みになりました。現代では背景など、CGを使用するスタイルも当たり前な時代にあくまでもすべて手作りのクレイアニメーションにこだわる気骨なお方でもある。

ミラノではトリビュート展が開かれたり、イタリアとスイスの子供番組にクレイアニメーション作品を出すと同時に本人 も出演し、フサ~コは現地のテレビの人気者にもなっている。
ミラノの自分の工房では日本人とイタリア人の若者数人のアシスタントを指導しつつ自分の作品を手作りで作り続けているエネルギーに満ち溢れた人である。日本でも海外で活躍する日本人ということでドキュメンタリー番組でも何度か取り上げられている。また世界レベルのアニメーションフェスティバルの審査委員なども歴任されている。

この日の公演では1960年代末からのフサコの代表的な作品の映像も流され有意義な時間でした。

<周防義和ブログより抜粋>

TV
『課外授業・ようこそ先輩』

2008年4月
TV/NHK

テーマ音楽、オープニング音楽を作曲編曲。オープニングのメインタイトル部では音楽とともに『ようこそ先輩!課外授業』と自らリズムにのった声でシャウト。テーマ音楽でも自らヴォーカル(スキャット)、ウクレレ、スライドギター等をプレイ。他は弦楽セクション、ハモンドB3、マリンバ、メロディカ、ラテンパーカッション、ピアノ、ドラム等の楽器編成。

舞台劇
『獅童流・森の石松』

2006年
舞台劇/松竹新橋演舞場公演
演出:本木克英  脚本:サタケミキオ 本木克英
主演:中村獅童 高岡早紀 笹野高史 吉田日出子 橋本じゅん ベンガル

ご存知時代劇の定番『森の石松』。しかしここでは劇中劇あり時間軸の変化ありの新解釈の劇になった。音楽もちゃんばらシーンはぎんぎんのロック曲を3曲作曲。テーマとなる音楽はレゲエで「ザンザカザンザカシドウ・・・」とスキャットで周防義和自ら歌った。劇場ではこれらの音楽がフルヴォリュームでかかり迫力満点の時代劇になった。中村獅童はとにかくロックでノれる芝居が凄い。サントラないのがカナシ~。

TV
『おかあさんといっしょ』

2005年4月
TV/NHK教育

『おかあさんといっしょ』の中のコーナー『うちのびじゅつかん』(土曜日オンエア枠)の音楽を作曲編曲。ピアノ、木管、弦、打楽器に女声ソプラノ2人アルト2人の不思議なスキャットソング。

TV
『にっぽん夏紀行』

2004年8月
TV/NHK総合
ドキュメンタリー

テーマ音楽を担当。歌にSusan Osbornを迎え、弦楽セクション、ハープ、ピアノ、アコースティックギター、パーカッションで作曲編曲。スーザンオズボーンとのコラボレイションは映画『東京マリーゴールド』の『Love is more than this』に続き2回目。『Love is more...』の第2篇風な仕上がり。

舞台劇
『女殺油地獄』

1982年
舞台劇/松竹サンシャイン劇場公演
原作:近松門左衛門 主演:嵐徳三郎

松竹サンシャイン劇場で行われた舞台劇 『女殺油地獄』の音楽を担当する。実験歌舞伎と言われた芝居にシンセサイザーでサウンド構築、大好評を得る。


舞台パフォーマンス集団
『東京愛情研究会』

1991,99,93年

音楽担当。周防義和 率いる『BREW-BREW』の弦楽 四重奏,TwinBasses,Elec-Guitar,Percussions等の生演奏によるサウンドはアブストラクトにpop構築。

舞台パフォーマンス
『かごめドリームつるかめエンジェルShow』

1995年
企画:寺門孝之

音楽担当。サブステージでの『BREW-BREW』の生演奏による特別な舞台空間を醸し出す。 

ゲームソフト
『Tail Concerto』

1998年
作詞、歌:KOKIA

主題歌の作曲編曲。

音楽番組
『WOOD』

1993年

音楽担当(3回)音楽監督&出演。
おおたか静流の歌でスタンダード曲をTOY楽器アンサンブルにリメイク。 シーナ&鮎川で ローリングストーンズの『SATISFACTION』『JUMPING JACK FLASH』『AS TEARS GO BY』等をサックスアンサンブル中心にリメイク。 種ともこ の歌と周防義和 率いるBREW-BREWで弦楽ロックポップを展開。

これ以外にも、尾島由郎、おおたか静流、柴野さつき、タケカワユキヒデ、島田奈美、山中すみか等のアルバムに
ギタリスト、又は作曲編曲等で参加。